遅くなりました･･･アキ様

ジイジとの旅から戻り、家に帰るアキ。
本格的な次期頭領としての訓練が始まり、厳しい毎日をおくる。
数年後。
美しく成長し、いよいよ跡目相続の日がやってくる。
しかし、伊賀の抜け忍とか甲賀の襲撃隊とかそのへんの結構強い集団に狙われるアキ。
襲名祝いに駆けつけていたご老公一行と、やっぱり草葉の陰から見守っていた夜叉王丸とかが参戦し、ＶＳ忍者のなんかけっこう壮絶な戦い。(でもTBS時代劇レベル)
入り乱れて戦っている間に傷を負ったアキ。そこを狙うけっこう実力派の敵役。顔はいかにも悪者だと良い。
絶対絶命の窮地に死を覚悟し、懐に抱えた木彫りの仏を抱きしめるアキ。
そこに颯爽と登場するおおきな背中。
悪者のうめき声。倒れこむにぶい音。
おそるおそる顔を上げるアキ。
その目に映ったのは、棍を下ろしふりむく逆光の姿。
ゆっくりとしゃがみ、膝を折る見慣れた体躯。
やさしく手をとり、変わらぬ微笑を向ける男。
「遅くなりました、アキ様･･･」
アキの名を呼ぶ、懐かしい声。
「――っ!!　鬼若ぁっ!!」


とかで再登場求む。

ちなみに『水戸黄門』の話です。
今日の話で、鬼若が最後の出演だったのです。
昭英の希望で降板が決まっていたから、どんなカタチになるのかと思いきや、やはり死に別れっぽいカンジでした。
でも、はっきり“死”が描かれていたわけじゃなくて、瀕死の怪我で崖から落ちる(ベタだ∑(－Д－；))　っていうサイゴだったので、希望は捨てていません。
落ちる鬼若を見た夜叉王丸の顔が、ちょっと気になるケド･･･。もう助からないっ！みたいな顔をしてたんだもん
望みを捨てちゃいけないさ!!　理想は高く!!

鬼若の帰りを待つと決めたアキ様が、ご老公達についていくことを決意したシーン。
衣装がいつもの濃紺の着物ではなく、まっ白い着物に変わっていたのがちょっと萌た。
ああ、ちょっと大人になったのね!!みたいな。　きっと同行しても、鬼若との再会を信じているのよ!!
だからそれまできちんと生き延びよう、強くなろう。今度は私が鬼若を護れるように。
と心の成長をあらわしているカンジで。
白ってのがイイよね。大人っぽい色ってだけじゃなくて、決意表明みたいなイメージ。



「アキ様、大きゅうなられましたね。」
「鬼若も、少し歳をとったわ。」
「ははは。もう肩に担いで差し上げることはできませんね」
「いつまで子供扱いするのですっ!　私はもう子供ではありません!!　///」
「こ、子ども扱いなどではっ!!　決してっ！」(焦り)
「鬼若の肩に乗っていたのは、もうずっと昔のことでしょう!?」
「はい、ずっと昔のことです。
　ほんとに。大きゅなられた･･･」
「･･･？」
「それに。とても、美しくなられました」　
「/////」

↑理想。

なんか大きい傷とかが残ってたりするといいなあ。
ホントは腕や足の一本でも無くなってたりしてくれるとさらにいいのだけど、それだとアキ様護れなくなっちゃうし。
やっぱ鬼若には「伊賀一」をひっさげて欲しいし。
肩に担がなくても、ひょいっと抱き上げたりして欲しいし。
やっぱ顔だね。顔におっきい傷が欲しい。



崖から落ちたときに出来たという、右頬にまっすぐ走る大きな傷。
顔を覗き込むアキの心配そうに揺れる瞳。
手を伸ばし、そっと触れてくる指先。
その手に大きな手を重ね、優しく微笑む変わらぬ笑顔。


ロマンスだ････


アキと鬼若その後ストーリー。
なんか妄想がとまりません。
川原編、風車編、木彫りの仏編、雨とあじさい編、伯父さまは許しません編。
いちばんのお勧めは、「ジイジもけっこうクセ者です編」です。

↑･････理想？