後悔とは言うまい

今日は馴染みの呉服屋さんのイベントでした。
感謝祭ということで、人間国宝やら京都の職人さんやらが来てその場で仕事が見られたり、お話ができたりするのです。
職人さんというのは大ナリ小ナリこだわりを持った変わった人が多いのでこういうイベントは好きです。
んでよく母といっしょに呼んでもらったりするのです。

こういうのは見ているだけで楽しいよね（＾◇＾）
美しいもの綺麗なものっていうのはそれを眺めるだけで感動を誘います。
正しく目の保養。心の洗濯。


桜をモチーフにしている工房さんが来ていて、松脂で描いていくという技法にとっても興味を惹かれました。
まず無垢の生地に松脂を溶かした液体で図柄を描き、染色した後に松脂を落とすとその部分だけが色が付かずに絵柄が浮き出るという。
美術でこんな技法があったなあなんて思いましたが、これはもっと繊細。濃淡や筆の運びでタッチを変えるのだけど、絵柄を書き込むときは染料を使うわけではないので、白い生地に白いあとしか見えないそうです。
力の強弱でどのくらいの濃さが残るのか、職人の感だけをたよりに描くらしい。
すご～い(゜o゜)♪

そこの作品はすべて桜をモチーフにしているのだけど、もうひとつ月をモチーフにしているシリーズがありました。
月の満ち欠けがモダンな模様になっていて、暦や月齢、季節なんかを織り込まれていると、着物をみているというよりは、和歌や古典を読んでいる気分になります。
伝統を受け継いできた人はそういう感覚がとても優れているよね。
ほんとに品物でなく≪作品≫というカンジがした。
そこの人に、生まれた日の月齢を教えてもらいました！
誕生の月齢が、運気をあげる節目の日になるんだって。
私は月齢二十一。
「自分がしていることに対する確信・満足感や充実が得られるタイプ。人との交流も活発で、他人との調和の中で自分を生かしていける人」らしい。
誕生月の星座や血液型の占いはよく見るけど、誕生月齢は初めて知った！
お話もとても上手で、やさしく粋な京都弁で耳にも心地よかったので、すっごく楽しい時間を過ごせました♪

そこでお茶もご馳走になったのです(^_^)v







道明寺粉の桜餅と桜茶です
このこだわり方がまた心をくすぐるぜ☆
本場の桜茶を味わって、私が今まで煎れてたのは偽者だとつくづく感じた。
本物はうっすら甘いのだよ････＿|￣|○|||　



けっきょく４時間もいたのです。
いろいろ見れて、超癒された。
癒されたのよ、ほんとに。

見ているだけなら心に潤いなのですが･････。












ねえ。
定職探します。
とりあえずあと５年、収入を途絶えさせるわけにはいかなくなりました。

ってことで、誰かお着物デートしませんか？
とりあえずお正月には着られる予定なのですが。