ＢＩＢ

これでいいのか教育現場。

ＢＩＢ＝　ボーイズ・イン・ブラック
　　メン・イン・ブラックのパクリ。

最近は児童書といっても侮れないものがある。
少年少女の素直で清い人間像が描かれる作品達は、世代を超えて人々の琴線を震わせる魅力を持ち、子供から大人まで幅広い年齢層で支持を受けている。
小中学生向けの小説が、映画やドラマの原作として取り上げられロングセラーとなっているものも多い。

が、どんなにすばらしい作品でも児童書というカテゴリで出版させるからには、児童＝小学生に読ませる作品であることには変わらない。
のに。

なんだコレ――――ッ!!∑(゜□゜；)
と、思わず大文字で色まで付けたくなった作品がコチラ。

　　









絵本大好きなので、児童書コーナーをよくふらふらしてるのですが。
表紙とコピーにヤられて思わずお買い求めしちゃった一冊。
曰、
「キレイなオトコの子には謎がある！」
はいっ！？
男ふたりのこの構図。しかも学ラン!!←重要
パラパラっとみた感じ、文字は大きいしそこらにルビがあるので間違いなく収められた棚にふさわしい児童書なんですが。
パラパラのラスト。↓











学ラン雨傘の下の密室抱き合うふたり
買いだなと。

ストーリーは子供も好きなＳＦモノで。雰囲気はさとうまきこさんとかに近くて、ああ、好きな系統だなと思いました。
しかしそこではなく
マンガ調のイラストも、男の子の友情モノも小学生くらいの女の子って好きだからさ。分かるんだけども。
メイン二人(↑挿絵の二人ね)が美形キャラで、二人の姿を見かけては己らの萌を歌って称える女の子集団「腐女子スターズ」･･･。←マジで出てくる
あからさまに美形の転校生(実はエイリアン。傘持ってる方)にトキメキを感じて戸惑う主人公。
白くて桃のような頬に噛み付きたい―って起こる衝動。(ちなみに桃は主人公がいちばん好きな食べ物)
倒れ掛かる転校生を支えようと伸ばした手は、裾がまくれて素肌に触り、その柔らかな感触に抗えず指先は皮膚を撫で滑る。←マジで出てくるんだって。
「なでるのは･･･だめ････」ため息のように鼻先からもれる声。
手のひらいっぱいに残る桃の感触。背筋を這い上がる高熱のような衝動。←だからマジだって!!

････これ小学生に読ませていいの･･･？
子供にはさ、もうちょっとソフトな表現がふさわしいのぢゃないかな　←お前が言うか

ことあるごとに転校生の美しい容姿とそれに煽られる主人公の葛藤が登場し、しかもセックスができるのかとかどんなパンツをはいてるんだとか、なんかそんなネタがちらほらと出てくるわけです。
ちょっとしたしぐさの後に、指先とか頬のラインとか、瞳の奥のふしぎな輝きとか、そーゆーとこに視線を止めて見入る描写がえっらくエロイんです。むしろ「触る」「触らない」「脱ぐ」「脱がない」で騒いでいる時よりも、こっちの方が性欲の亢進(←これも出てくる；)が煽られます＿|￣|○

これ読んだら、確実に腐女子への道を辿ることになるよね。

そんなわけで、うっかりお気に入っちゃったシリーズ。
ううううぅ、どーしよう。また本屋の皆に「さすが腐女子は抜け目がないなあ」とかからかわれる。